ある日の観察日記

昨年の出来事です

私は相談者の方と待ち合わせをしたとある駅に電車で向かってました
移動中にメールチェック・・・
するとその相談者の方から急用で1時間遅れるとの着信あり

探したい本があったのでちょうど良かったと予定通り駅に向かう私
待ち合わせの駅前には大きな本屋さんがあるのす
小腹もすいたので立ち食い蕎麦でもお腹に入れようかな~とも考えてました

で、その時の話です

私は本屋に行く前に蕎麦を食べ、その店を出ました、すると店の前に不審な男性1名発見!

正確には店の斜め向かいにある歩道橋の影から私にレンズを向けていた男性を確認したのです

男性と私は目があったので、男性は一瞬にしてレンズを隠すとともに目を逸らしました

簡単にカモフラージュしてありましたが間違いなくカメラです

あのレベルの偽装や怪しい挙動では私の眼は誤魔化せません、がしかし待てよ、何を狙ってるんだ?

盗撮マニアならば捕まれ場人生終わりますからハイレベルなカモフラージュをも頑張りますが、蕎麦屋の玄関を偽装カメラで狙っても、パンツも見えなければ水着も透けませんから、この男は多分探偵さんと直感

じゃあ誰を!?俺!?

いやいや俺の筈はないと思いつつ、その後のその者の動きから察するにどうやら狙いは俺では無いらしい様子

あと週刊誌の可能性もあるなと考えるも、狭い立ち食い蕎麦屋の中に芸能人が居たようにも思えず、やはり探偵さんと推測(服装や挙動から警察では無い)

この辺から興味がちょいと湧いてきます

ねえねえ誰狙ってるの?どんな案件?カメラはどんな風に改造してるの?と興味は深まる

私は何食わぬ顔で現場を離れそのカメラ男の後方約20~30mあたりでその者の観察に入った

年は35才前後、どうみてもサラリーマンには見えない頭髪に服装

目があった時の対応や立地にそぐわない恰好を見ても素人な感じ

何より後ろから見てて笑えるくらいアタフタしてる

こんなのに現場を任せて大丈夫なのか!?

付近にバックアップが居るのでは?と周囲に目をくばるもそのような者の気配なし

素人っぷり満載ながら一生懸命なので何やら応援してやりたいような気分になる私

するとカメラ男が動いた、つまずきながら小走りで走り出した(やはり不器用そうな動き)

どうやら対象者が店を出たようだ(スーツ姿サラリーマン風40代男性)

私は待ち合わせまでまだ時間があるのでこの者らを追ってみることとした

数分歩いて対象者は家電店の前で立ち止まった(時計を見てる、誰かと待ち合わせの模様)

カメラ男は少し離れたところで対象者を監視・撮影してたが、あまりにも位置取り悪く、動きが白々しいし大丈夫かコイツ!?バレるぞそんな大胆だと!の不安がよぎりました

数分後、そこに若い女性が現れ合流した(どうみても不倫カップル)

ちゃんと撮ってるか!?とばかりにカメラ男を見た

どうやら撮影してる様子だ(何故か安心した、笑)

あれっ!?今、女性がカメラの方を見てたけど大丈夫か?

しかもその上で女性はカメラ男を確認して、軽く頷いてから対象者に甘えるように腕を組む・・・(撮ってとばかりに)

ということは、これはこの若い女性が依頼者!?もしくは工作員なのか!?
(ならばきっと近日中に奥さんに写真が届くのだろう)

移動するカップルをカメラ男は追う

となると、このカメラ男は同業者!?別れさせ屋なのか!?

錯綜する思考とともに私もその後を追う

しばらく歩くと1軒のラブホがあった

カップルは案の定そのホテルに入った

男性は付近で待機してます(いや待機というより出待ちの撮影体制に入ってます)

おいおいそんなに気負ったって入ったばかりではまだ出てこないよ(苦笑

えっ出てきた!?(満室?いや空室の文字が光ってる、何故!?)

そしてカップルが10歩ぐらい歩いた後で、今度は一直線にカメラ男に近づきます

対象男性が撮影に気付いたのか!?

こりゃマズイ、大丈夫かカメラ男!?

そしたらカメラ男も歩み寄るではないか!?(馬鹿なのか&案外度胸あるのか)

そしたら次の瞬間には談笑が始まり3人で移動するではないですか!?(どういうこと??)

彼らはしばらく歩きホテルから離れ近くの路上で何やら撮影画像のチェックを始めました

????

何よこれ!?

私は答えを見るけるべくそれらの横をさりげなく通り過ぎました

そこで聞こえた会話

「緊張しました」
「こういう感じが尾行と撮影だからね」
「うん、まあこれなら合格、ホームページにも使えそう」

はぁ???

あー分かった!!!

どこかの探偵さんが新人君に練習がてら尾行と撮影させて、その画像をホームページの報告例みたいに利用するつもりなんだ!!!

これだとホームページ見た人はリアルに見えますもんね、それで撮影力や尾行力をアピールするつもりらしい

うん、それ以外に答えを思いつかない

ならば全て納得、な~んだヤラセかよ、急に興味も冷めてしまった

私はそのまま足早に本屋に向かったのでした

しかしながらこんな現場に出くわすなんてちょっと笑っちゃいましたよ

以上、別れさせ屋のある日の出来事でした

チャンチャン♪


梟 拝
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