気をつけよう

車を使い現場に入ることは沢山ある

無いと出来ない、有ると便利
とりあえず用意しておく、現地入りの手段として・・・など理由は様々

先日も車を使い現場入り(下見準備で)

時は日本列島を襲った大型寒波の時期と重なった
現場の積雪はそうでも無かったのだが気温は氷点下となっていた

到着後、刺すような冷気に包まれながら周囲いの探索を開始
張り込み場所をあたり、その付近のトイレの場所など探す

2時間を掛け3箇所の場所を候補と出来た(恵まれた環境)

なので早速その夜から開始とした(現状確認・隙探し)

22時前にとりあえず情報通りの動きが確認され
翌朝からの本格開始に備え宿に戻ることに

ライトをつけ車のサイドブレーキを外し
ゆっくりとアクセルを踏む、緩やかな下り道だった

20mくらい下り道が狭くなったので軽くブレーキを踏んだ

んん!?

減速しない!?・・・・おっ滑ってる!!!(ゴゴッゴゴッとアンチロック作動)

ヤバイと感じポンピング

それでも後輪の加重は抑えられず
前輪に並ぼうとばかりに前に出ようとする(そう横向きに)

小刻みなカウンターを繰り返し挙動の制御をはかる

ふぅ・・・・何とか止まった(冷や汗)

民家の屋根や路肩に薄い雪は見えても路面には何も無い

しかしよ~く見ると路面は鈍く光るブラックアイスバーンであった

ドアを開けて片足で路面に擦ると見事なまでにツルッツルなのだ

ふぅ、もう一度溜息をついた

助手席のT君に
「お前も足を出して確認してみろ、これがブラックアイスバーンだ」

「うぁ完全に凍ってる!、こんなの初めてです、怖かったですね」

「危なかった」

「もう少しスピード出てたら・・と考えると本当に運が良かったですね」

・・・・がしかし、安堵もそこまでだった

T君は片足で路面のツルツルを確認した後に
今度は楽しむかのように強く路面を蹴る様な仕草をとったのだ

あっ車動いた!?とT君が言った

おいおい氷上の車なんて指でも動かせるんだからそんなに蹴るなよ

・・・と言ったか言わぬうちに、もう遅い、車は滑り出したのだ!!!
(止まったところは下り坂のカーブの途中であった)

アンチロックが作動すらしない速度以下で車がジリジリと動く不気味さ

このままだと内側に溝に嵌まってしまう

溝に落とすと引き上げなど厄介だから
最悪ガードレールに擦らせて止めることを覚悟し車を外側に!と決める

これを覚悟すると少し楽だ

ブレーキをゆっくり開放すると車は勾配と自重で動き出す

この時の動きはロックして滑る動きと違い
タイヤは回転しハンドルの舵角に車の動きはそこそこ反映されるのだ

そのまま氷の上を滑らされて溝に吸い込まれるよりは
自力で止まれる保証は無いがガードレールブレーキを最後の武器として
その場からの脱出に掛けたのだ

慎重にハンドルを操作し車を誘導する
(ガードレール擦っても仕方ないが出来れば当てたくはない位置取り)

10分後、何とかその危険地帯を抜けホテル手前のコンビニに寄った
車は無事だった

肩がカチカチに張っていた
ビジネスホテルの狭いユニットバスがこれほど恋しいと思ったことも無いくらい

スキーで雪道の運転には慣れていたつもりだったが
これは人生の中でベスト3に入る車での恐怖事件となった

車は便利、されど慎重さは忘れずに
皆さんも車の運転には気をつけましょう

ちなみにコンビニの駐車場で
T君にライダーキックを3発食らわせてやったことは言うまでも無い


梟 拝
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