
ある日のこと
とある現場で張り込んでいました
その日の私は撮影担当です
3時間くらい経過して対象者が出てきました、どこかに向かうようです
A君は尾行を準備、そしてGO!
私は状況を撮影しつつA君を追いかける段取り
順調にことは進み次々に行動を画像に収めながら対象者の情報を集めて行きました
※※※ ワンポイントアドバイス ※※※
報告を裏付ける要所要所の画像添付で探偵の力量と誠実さが計れます。嘘の報告やいい加減な活動を行ってる別れさせ屋は“不鮮明な画像しかない・添付画像が少ない”が顕著な特徴となります。要注意!
話戻って、、、
対象者がお店に入りました
私たちは中の様子を確認や撮影した後、出入口で張り込みます
日が暮れて対象者が出てきました
尾行と撮影の再開です
しかしそこで事件は起きました!!!
カメラのピントが合わない、甘い
予備のカメラに交換しました
こちらも駄目、症状同じ
ハッキリとした画像がモニターに映らない
ON、OFF、ON、OFF、駄目同じ、さすがに焦ります
えーーーーっ同時に2つのカメラが駄目になるなんて何でだ!?
暗所でピントが合わないのは仕方ないけど、そこまで暗くはない場所
何で???
ひょっとして磁場でも悪い?
あっここはお寺の裏だ!?
幽霊?
呪われてる?
誰が?
俺?
まさか!?
ひぇーーーーーっ!!!
背中の寒気をおさえながら、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏
とはいえその間も対象者は移動しています
念仏を唱えながら仕方なくピントが甘いまま撮影続行です
そして対象者が駅に着きました
一応ここも撮影しておきます
おっここではピントはバッチリ♪
直ったじゃん!!
念の為に予備カメラも、、、おおおっバッチリ♪
やはりあの場所が悪かったのか、、、何でよ??
で、対象者はそのまま帰宅、無事その日の尾行調査は終了です
基地に帰って画像チェック
その日の撮影を最初から確認です
うん、よ~く写っています
ここはもう少し近付いても良かったかな~などと反省しつつ次々チェック
そして例の画像、、、アレ!?
よ~く写ってる
少し暗いぶん画質は粗いけど問題なし
もう一台も問題なし
よ~く写ってる
はて?
????
これは一体どういうことだ????
謎!?
やはり心霊現象なのか!?
そういえば少し前にも似たようなことが一度あったかも!?
、、、、で、ここまで引っ張っておいて言うのもなんですが、結論を述べましょう
恥ずかしながら老眼でした
暗い場所で見えにくくなるようです
それでモニターの画像にピントが合わない
カメラのピントは合っていても、それを映すモニターに私の眼のピントが合わない
眼に映るのはピンボケのモニター
それでカメラの故障を疑った
なんという失態、というか驚き
まさか自分の身にそんなことが起こるとは!?
幽霊でないことが分かり正直ホッとはしましたが、それ以上のショックを受けたのも事実です
そんな複雑な心境とともに思ったことが1つありました
あーこんな感じでいつか俺も死ぬんだな、、、
残りの時間は減ってるんだな、、、
と、そんなことを強く感じたのでした
光陰矢のごとし
振り返ってみれば、人生なんてあっという間ですよ、本当にあっという間
やりたいことまだまだ沢山あるのにどうしよう、苦笑
焦っても仕方ないんだけど、出来るだけ後悔しないように生きよう!って思いましたよ
また私たちのお仕事にはそんな役割もあるんだな~と自らの老いを通じて痛感した別れさせ屋でした
あー!そこで失笑してる君!
君にも必ず老いは来るからね!!
今を大切に!!!
梟 拝
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