大変な仕事を整理しようと考える人
この季節になると思いだす案件がある

それは対象者となる人物の特定を行いその行動を探る流れでのことだ(1年前に別れた彼女の現状を知り偶然の出会いを演出し復縁希望)

私たちは依頼者から1枚の写真をもらい、それを元に対象者の会社で退社を待つこととなった

写真は1枚、ピントは甘め、人物自体にこれといった特徴もなく、依頼者に事前に特定が難航する可能性を伝えていたが、他に写真は無いし見れば直ぐにわかるから!と一蹴というかゴリ押しされ現場に入ることとなった

初日、2日、3日と過ぎたが特定できずその旨を報告した

やはりこの写真だけでは難しい、仕事を辞めてる可能性は無いか、また季節柄マスクの着用やマフラーで口元が隠れてるので判断が難しいと理由も添えた

すると、特定できないなんて素人じゃん!?そうやって無駄に時間を使うの詐欺だよ!?契約解除できる!?などと侮蔑を浴びせられた(そりゃ彼女も逃げるわ、性格悪い)

馬鹿にするな!と頭にもきた

だが喧嘩しても仕方が無いのである提案をした

それは、退社する人を撮影するからその中から判別して欲しい、という提案だ

判別いただければ撮影日の費用はいらない、だけど判別できない場合は費用を日数分お支払い頂くという条件付き

依頼者は条件を飲んで実施となった

再開1日目撮影画像に対象者居ない、2日目も居ない、3日目も居ない

マスク邪魔だね~似てるけど違うかな?目はこれかな?服装の感じはこっちかな?スタイルではこっち?の迷走

じゃあその人を追跡しましょうか?

いやいや待って違ったらいけないからもう数日撮影を続けて、と頼まれた

私はインフルエンザなどで休んでる可能性ありますよと告げて1週間後の再再開を提案し、そうなった

再再開1日目、2日目、3日目、4日目、5日目と過ぎるも依頼者さんも判別できず

3人には絞れたんだけど、どれだと思う?

、、、、はぁ?付き合っていたあなたが分からないものを1枚のピンボケ写真でどうやって私たちが断言できるの!!と言いたかったがその言葉を呑み込み、髪の分け目の感じだとこの人、目の長さや眉の感じでもこの人、写真より太ってるけどこの人が一番近いと感じると私は進言した

それは依頼者さんからすると3人の中で一番遠い判断の人であった

えーほんとに?デブじゃん!本当にそう思うの?違ったらどうするの?撮影費用半額にしてくれる?

、、、、はぁ?君何言ってんの!?今度はハッキリ言わせていただきました(笑

それでも判別にいたらず、あーでもない、こーでもない

春を待ちますか?そうすればマスクも外すのでは?と提案した

彼は渋々受け入れ2ヶ月後に再再再開、1日目ではわからず、2日目で答えが出ました

やはり私の選んだ人がそうでした(流石でしょ!と自画自賛、笑)

しかし依頼者さんはあーでもないこーでもないとブツブツブツ

出費が増えたのは仕方がないし

彼女が太っていたことは私にはどうしようもないこと

結局最後に復縁叶わずもう一度フラれたのだけどそれは自分の性格の問題だし(彼女がそう言ってた)

それを私にブツブツ言われてもね、ほんと大変な一件でした。。。。。という記憶をこの季節に思い出すのでした

えっ何が言いのかって!?

大変なお仕事なんですよ!ということをご理解いただければ嬉しいですね

大変な現場環境もあれば、大変な依頼者さんも居られるのですよ

そして何より大変な責任感

お金を受け取るということでは何の仕事も責任感は同じだと思うけど、これはまた特殊中の特殊

一言で語れないお仕事

成功したからって自慢できることでもなく

失敗したら何を言われるかわかんない

怪しいストーカーまがいの依頼を断れば悪口をネット上で書かれたり

インチキ業者からの嫌がらせや逆に利用されることだってある(紛らわしい名前やブログタイトルも沢山)

簡単じゃないって言ってるのに、簡単に考えてる依頼者さん多いしね

あーほんともう大変!!

そんなお仕事です、はい

あらら最後は愚痴みたいになっちゃいましたね、すみません(苦笑

う~んちょっと疲れてるなのかな、俺?

夕方の現場入りまで時間があるので近所のスーパー銭湯にでも行ってこよう♪

別れさせ屋の日記でした


梟 拝

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