ある日の別れさせ工作のお仕事現場、その初日であった。。。

私達は対象となる女性の行動を探るために、まずその人物を特定(確認)する作業にあった

通常それは写真を参考に自宅なしい勤務先から開始するものだ、しかし今回は写真が無く依頼者からの情報(特徴)を参考に割り出す作業となった

年齢/身長/体型/服装の傾向/髪型や色/その他特徴を情報とした

監視場所でそれに該当する者は1名しかおらず特定は容易だとも聞いていた

開始して数時間後、該当らしき人物が出た

年齢をはじめ身長/服装/髪型/その他疑いようもないくらいに一致した

しかし体型が違う、私達は躊躇した

依頼者は普通体型といっていた

だか目の前に現れた人物は普通規格ではない

並みのぽっちゃりさんを超えている豊かな体型であった

依頼者はその女性と先週会ってるらしいので、1週間で急に豊かに育つ訳は無い、私達はそう判断しその人物をスルーして目指す女性を待った

。。。。結局、その後数名の女性が出入りするもその日該当女性は現れなかった

その日撮影した画像を整理し添付して、本日出入りした女性は以上です彼女は居ませんでした、と依頼者に報告メールを送った

すると速攻で返信があった

3枚目が彼女です!と書いてあった

それは躊躇した例の女性である

え~~~~~~っ普通体型ではないんですが。。。と書きかけて止めた

失礼しましたでは明日はその女性を追跡します。。。と返信した

考えた

反省した

そしてまた考えた

よ~~~く、よ~~~く考えてみると依頼者の体型は相撲の力士に匹敵するものだった

そんな彼から見ると彼女はむしろ小柄

二人が並べばバランスの良いカップルだろうと目にも浮かぶ

となれば彼の感覚で彼女が普通体型である認識は間違っていないのだった

猛省である

明日は頑張ろう!

この失敗は取り返さないといけない

主観と客観、基準について考えた一件となったのでした


梟 拝

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