約1年前くらいのお話・・・

夫から離婚を切り出された
詮索してみるとどうやら女がいるらしい
私がいないと何も出来ない駄目男とみくびっていました
私はどうしたらいいですか?

こんなご相談をいただきました

私がいないと何も出来ない駄目男ということは
あなたは世話女房だったんだね
もしくは過保護な母親

それをみくびったということは
途中から世話を放棄したということだよね
さんざん甘やかしておいて

どう?

・・・はいそうです

そりゃ浮気もするよ、仕方なし(良し悪しではなく)

で、あなたはどうしたいの?(これがもっとも大切)

・・・離婚したくないです

駄目男でも?

・・・はい、子供の父親ですから

駄目駄目そんなこと言ってちゃ
あなたにとって必要かどうかの判断しなきゃ

子供の父親だから戻ってきてといって戻るはずが無い
仮に戻ってもその姿勢ではまた絶対に女を作るよ(キッパリ断言)

あなたが必要だって思うならば
いくら駄目男だってその存在に感謝も出来る

そしたらそうそう愛して感謝してくれてる者を人は裏切りはしない
もし女遊びをしてもそれこそ本当の浮気で終わる

じゃあ、とりあえず離婚には応じず
再度世話女房に精を出すことから頑張ってみようか
あなたがその関係性をいとわないならば・・・のお話ですが

どう?

・・・工作は駄目ですか?

そりゃ俺の仕事だし行うことは問題ないけど
一番効果があるのは今言ったことですよ

これほど本質がはっきり見えてるんだから
そこをつかないのはもったいないよ

・・・でも不安だしどうしたら良いかよく分からなくて

じゃあ、俺が報告を受けて指示やアドバイスをするってのはどう?
いわばあなたが工作員ってな具合

これで駄目だったらあなた抜きの工作を考えるとして
どうだろ?

勿論、料金は頂きますがね

・・・は、はい、ではお願いします

渋々&不安の塊ながら嫁の工作活動が始まった

それからもうじき1年

最初の半年は連絡は頻繁だったが
ここのところ連絡は月一有るか無いか

そんな中、先週連絡があった

新春には新しい家族が増えるとのことだった
そう彼女は妊娠したのだ
しかも旦那もたいそう喜んでるらしい

実は女の影は半年も続かなかったのである
これは彼女の的を得た頑張りが功を奏したといえるだろう

全て狙い通りに進んだ結果だった

余談として唯一予定外といえば
駄目男なはずの旦那が一家の主として自覚を持ったことだろうか・・・なんてね

ってなわけで先ほど成功報酬を受け取って本件を終了とした

こんな別れさせもあるのです


梟 拝
関連記事
タグ