依頼者がこれに陥ってると何を言っても届かない
逆に反論され攻撃されてしまうことも珍しくない
いつだったか工作員を効果的に近づけ興味を持たせる為に対象者との距離を少し置いて欲しいと依頼者にお願した
一旦は快諾頂いたが、いざ誘われたら私のお願いの件などどこ吹く風で喜び勇んで逢いに行く
1度ならずもその次もまた次も。。。
それでベットの上でう~んとサービスして対象者を満たしてしまうのだから工作員に対して中々チャレンジしてこない、進展しないのだ
なので、距離を置いてもらう旨の確認をすると、好きな人に誘われて何で断らなくてはいけないのか!と逆切れされてしまった
間違ってますか!?好きな人に誘われたら嬉しいじゃないですか!?
いやいや正しい間違いでなく、作戦のことはご理解いただけましたよね?
じゃあいいです、我慢できないので他の作戦にしてください
えっ。。。
その話を持ちかえると、誰の為の何の為の工作だよ!?ってスタッフ一同シラけてしまったのを覚えてる
あれほど対象者の解析を行い作戦の趣旨を説明したのは何だったのであろう、最後は唖然とするしかなかった
まあこの手の依存に陥ってる依頼者は、対象者の術中にあるといってもいいくらい完全にコントロール(調教)されているといえる
言い換えるとそれら対象者には共通点があるということ
それはある特殊な性癖を持ってること(程度や種類の差はあれどノーマルでは無い)
そんな対象者だから自分のターゲットとなりうる者を見抜く目や調教する手腕には長けてる者が多いのだろう
だから私のお願いなど届きやしない
依存体質を見抜きながらジワジワと調教する侵略者
残念ながらそこには依頼者が求める恋愛感情など見えはしない、あるのは性癖、欲求
時間の経過とともにそれは顕著に浮かび上がる
哀れ依存者、恐るべき調教者
だけどやはり声は届かない
気がつけばいつしか私達が悪者邪魔者になっていた
恋愛依存症傾向の強い方は注意されたし!
別れさせ屋の独り言でした
梟 拝