そりゃ、街の幻想的な飾りつけや寄り添うようように歩く恋人たち、時に無邪気に笑う子供たちの笑顔までが自らの孤独を浮き彫りにするかもしんないけど
それでも、クリスマスを嫌いだなんていうなよ
きっと楽しめる時がくるからさ
必ずみんなと同じように楽しめるから
今は暖かくして家でココアでも飲もう、体が温まるぜ
でもって一緒にケーキ食ってもいいんだぜ
実は俺にも昔にそんなことがあったんだ
イブの街は眩しすぎた、目障りなくらい
だから酒をあおって寝た
翌日の25日にコンビニ行ったら売れ残りのケーキが半額で売られてた
昨夜までのきらびやかさの中心でない端っこの方でさ
それみて、あっ俺だって思ったね
だから買った
ひとりで少し照れながら食った
するとなんとまあモノトーンな心に俺にも美味しかった
ちょっとしょっぱい味したけど
ささやかながら俺のところにもクリスマス来た~と思った
あれからかな、甘い物が好きになったのは・・
(いいじゃんオッさんがケーキ食ったって!)
なので意味不明でもそれぞれの聖夜に、メリークリスマス♪
きっといいことあるさ・・・
梟 拝